守谷市を中心に『ごきげんな』子育てを応援
もりや子育てネットワークままもり 代表 宮下嘉代子さん
2011年に発足した「もりや子育てネットワークままもり」は、守谷市を中心とした近隣エリアで活動する「子育て中のパパ&ママたちのボランティア団体」です。
現在10人のスタッフ全員が仕事を持ちながらも「地域のみんなで子育てしていける社会を、自分たちの手でつくっていきたい」と精力的に活動するその思いを、代表の宮下さんに伺いました。
取材時期:2015年8月
4人目の産休・育休中に発起
代表の宮下さんが「子どもが3人になり、どうにも手が足りなくなって」東京都内から実家近くの守谷市に引っ越してきたのは8年前。
さらに4人目を妊娠したことで「地域での子育てを真剣に考えなくては」と、仲間を求めて市が主宰する男女共同参画推進ネットワークに応募。
そこで出会った同志と2011年に「もりや子育てネットワークままもり」を発足。翌2012年には民間の助成金を得て「守谷で子育て、新米ママのための保育園・幼稚園ガイドブック」を制作し、無料配布し好評を得た。
「あったらいいな」を作り出す
約6割が生産年齢人口の守谷市。子育て世代の核家族をイメージして、自身の「困った」経験を生かして市民目線での子育てに関する情報発信と共に親子のためのイベントを企画。イオンタウン守谷の協力と助成金で実現した「木のおもちゃ広場」では、2トントラック一杯の大量の木のおもちゃを用意。2日半で2,000人が訪れるという盛況ぶりで、今やままもりの活動の柱になっている。
「毎回楽しみにしています、という声が励みになります。イベントを通して知り合いができたり、お母さんの息抜きになったりと、近くで行われるイベントって特に小さい子がいる家庭にはうれしいものなんですよね」。
妊婦さんから高校生まで
発足から4年。妊婦さんを対象にした「いいお産の日」のイベントや、つくばみらい市のNPO法人「古瀬の自然と文化を守る会」の協力で実施した田んぼアートの田植えや稲刈り体験、古民家での田舎あそびやキャンプなど多様な活動を展開。
この7月には県立守谷高校での「赤ちゃんのとのふれあい体験」を主催し、8組の親子に協力を得て高校生と赤ちゃんとのワークショップを実施。
普段の生活では接することの少ない世代間交流に「世代を繋ぐ活動も、子育てをしやすい地域にするきっかけになれば」。
地域で子育てできる社会を
「都心に近いということは、裏を返せば『帰って寝るだけ』のベッドタウン化しやすいという危険もあります。守谷で安心して子どもを産み、地域が子育てを支えていける社会をみんなでつくっていきたい」と宮下さん。
現在、子どもとのお出かけ情報ガイドを年度内に発行すべく鋭意取材・編集中。
「お産」「保育施設」「おでかけ」の3つを柱に情報発信やイベントを実施しながら、地域とのつながりを紡ぐ草の根活動が続く。
もりや子育てネットワークままもり
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