気軽に相談できる小児科を目指して
つくばキッズクリニック 院長 野末裕紀さん
駅周辺には暮らしの核となる商業施設を配しながら、閑静な住宅街として開発が進むつくばエクスプレス(TX)万博記念公園駅周辺「田園都市 島名エリア」。元からある豊かな自然を生かし「自然にも人にも優しい街づくり」を進めることで小さな子どもを持つ家族連れに選ばれる街は、住みやすさはもちろんTX万博記念公園駅や幹線道路、圏央道へのアクセスも良く、さらなる発展が期待されています。
2015年10月に島名エリア初となる小児科専門クリニック「つくばキッズクリニック」を開院した野末裕紀院長に、地域への思いや今後の展望を伺いました。
取材時期:2016年5月
未来ある子どもたちを笑顔に
静岡県出身。筑波大学で学び、筑波メディカルセンター病院など小児救急センターで15年以上勤務した後、万博記念公園駅から徒歩5分の住宅街につくばキッズクリニックを開院。
「このエリアは美しく整備された住宅街というだけではなく、周囲に広がる田園風景や歴史を生かした街並みに小さな子どもたちの声が響いていて子育てに最適な街という印象を持っています。緑が多くてゆったり、しかも知的水準の高いつくばならではのこの街で、クリニックを育てていきたいと開院を決めました。おかげさまで、開院から半年で予想を上回る3,000人もの方にご来院いただき、需要の高さを実感しています」。
専門は「小児内分泌(ホルモン)」
子どもの病気全般を診察する一般診療や予防接種、乳児健診のほか、内分泌代謝専門医(小児科)・指導医ならではの専門外来を特長とする同クリニック。
低身長や肥満、夜尿症などホルモンに関する多くの悩みに耳を傾け、解消に導いてきた野末院長は「この分野の小児科医は少なく、5年、10年と長期間経過をみる必要がある子どもたちが多いことが特徴です。デリケートな問題を抱えていた子が、治療により自信に満ち溢れた顔つきに成長していくことが何よりの喜び。具合が悪いときはもちろんですが、子育ての過程で気になることやちょっとした悩みを気軽に相談できるようなクリニックを目指しています」。
共働き家庭を応援
長年小児救急に関わり、曜日や時間を選べない子どものトラブルに直面してきた経験から土曜・日曜も隔週で診療。特に日曜には遠方から訪れる患者も多く、休日診療の重要性を感じているという野末院長。
「5年前、隣の研究学園駅周辺エリアに開院された『あおきこどもクリニック』と休診日や土曜日曜の休診をずらして地域の子どもたちの手助けができるようにし、救急病院の負担が少しでも軽くなることで総合的な小児医療の充実や安心の確保に繋がればと思っています。また、共働きで平日に来院するのが難しいご家庭を応援したい気持ちも強いんです。我が家も共働きで、困ったことも多かったので」。
9の個室で感染防止とプライバシーの確保
幹線道路沿いながらも住宅街にあるクリニックは、シンプルな外観にかわいい看板が街に馴染む。太陽光がたっぷりと降り注ぐ明るく開放的な待合室には絵本がずらりと並び、温かく柔らかい雰囲気は野末院長そのもの。
最もこだわったのは、院内感染を防ぐため、病児と健診、予防接種、専門外来を入り口から完全に分け、待機・診察を個室で行なっていること。個室にはベッドとテレビが用意され、診察までゆっくりと過ごせると同時にプライバシーも確保されている。
「自慢のスタッフ共々、医療を通して子どもたちを支え、住みよい街づくりの一端を担っていけるよう努めていきたいと思っています」。
つくばキッズクリニック
住所 | 〒300-2655 茨城県つくば市島名2610-1 |
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電話番号 | 029-836-2825 |
アクセス | つくばエクスプレス 万博記念公園駅徒歩5分 |
ホームページ | http://tsukuba-kids.com/ |