「赤ちゃんからお年寄りまで、オールマイティの『家庭医』」
がじゅまるクリニックつくば 院長 島岡洋介さん
つくばエクスプレス(TX)みどりの駅周辺は、その名の通り豊かな緑と暮らしが調和した街。2018年に開校したみどりの学園義務教育学校に続き24年には(仮称)みどりの南小学校と中学校が開校予定になるなど子育て世代の流入が著しいエリアです。
21年10月にがじゅまるクリニックつくばを開院した島岡洋介院長にお話を伺いました。
取材時期:2021年12月
学士編入で地域医療に興味
三和町(現古河市)出身。下妻一高から筑波大学生物学類、同大学院に進学。生物学の研究は興味深かったが「科学で人と関わる仕事をしたい」と当時始まったばかりの学士編入制度で福井大学医学部医学科に学士編入した。
5人の枠に120人が出願する狭き門だったが学力と「人に対する興味と愛情を持った人物」の選考基準に見事に合致。医学部入学後は学業はもとより、地域のボランティアにも参加。地域医療に興味を深めた。
3つの専門医
待合室に飾られている大きなジンベイザメのイラストは沖縄県のアーティストの作品。クリニック名の「がじゅまる」は沖縄に自生する樹で花言葉は健康。研修時代から長きに渡って過ごし研鑽を積んだ沖縄県との縁を紡いでいる。
「"なんでもできる医者"を育てる沖縄県立中部病院などで『総合内科医』『呼吸器専門医』『アレルギー専門医』の専門医資格を取得しました。それぞれの専門知識で地域の皆様の健康に寄り添っていきたいです」
安心できるクリニック
一般内科外来と発熱外来とを完全に切り離した入り口。発熱外来のエリアには隔離室があり、感染症対策を徹底している。
また、スメア室を完備しグラム染色という技術を使って細菌感染症の有無や菌をその場で特定。「菌に合わせた抗生物質を適切に処方することで、不必要な強い薬を出す必要がなくなります。地域に耐性菌を増やさないことに貢献したい」。
患者と医療従事者の接触を少なくするために自動精算機を導入するなど安心安全に努めている。
地域の頼れる家庭医に
クリニック周辺は新興住宅街で若い子育て世代が多いエリア。
「患者さんは近隣の若い方ご家族が多いですが、ちょっと離れた地区から高齢者の方も来ていただくなど少しづつクリニックの存在を知っていただいていている実感があります。家庭医は患者さんの危険なサインを見逃さないことが大切。近隣の拠点病院とも連携を取っていますので、何かあれば頼っていただけるクリニックでありたい」。
ゆったりとしたわかりやすい説明と温かい眼差しが印象的。
がじゅまるクリニックつくば
住所 | 茨城県つくば市みどりの中央67-7 |
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電話番号 | 029-893-4159 |
アクセス | つくばエクスプレスみどりの駅から徒歩15分 |
ホームページ | https://gajumaru-clinic-tsukuba.jp/ |