つくばから再生可能エネルギー開発を牽引
株式会社ノーバル・ホールディングス 代表取締役 平文俊全さん(右) ・ブランドマネージャー 高松栄樹さん
つくばエクスプレス(TX)万博記念公園駅周辺は既存の緑を生かした閑静な住宅街として開発が進む一方、商業施設や企業の立地も増えるなど企業向けの土地分譲も良好。2023年4月には(仮称)香取台地区小学校が開校するなど人口増加が著しい人気のエリアです。
2018年に万博記念公園駅そばに本社を構えたノーバル・ホールディングス代表取締役の平文さんとブランドマネージャーの高松さんにお話を伺いました。
取材時期:2022年5月
県内の太陽光発電実績ナンバーワン
2014年につくば市内のテナントで平文さんが起業した同社は、万博記念公園駅そばの約4,950㎡(約1500坪)の土地を取得し18年に本社機能を移転。再生可能エネルギーの開発やメンテナンスを行う「ノーバル・テクノロジー」、太陽光発電設備を保有する「ノーバル・ソーラー」、風力発電設備を保有する「ノーバル・ウインド」の3社を展開。
60MW以上の発電容量は、県内に本社を置く太陽光発電の会社としてはナンバーワンの実績。さらに国内最安値の設置費用を誇っている。
太陽と風力で通年の電力を維持
2014年、太陽光発電所「NOVAL SOLAR 1」(つくば市)の竣工を皮切りに関東や九州に17カ所を保有。8月には熊本にも竣工予定で、風力発電所は東北に2カ所を有している。
「太陽光発電は夏に強く、風力発電は冬に強い。この2つを有することで年間を通して安定した電力を維持できます。再生可能エネルギーは温室効果ガスを排出せず環境に優しい。ソーラーパネルはリサイクル可能で、利益と環境問題の両立を発信していきたい」
カッコいい「サスティナブル」を
2021年にはテスラ社のスーパーチャージャーが敷地内にオープン。2022年2月には自社のソーラーカーポートを設置し、スーパーチャージャーとともに4月に開店したイタリアンレストラン「パスタ マガーリ」で使用する電力も賄う。カーポートは「かっこよさ」と機能性を両立し、店舗と社屋との一体感はもちろん周囲の景観との調和が美しい。
「憧れを持たれるようなものじゃないと普及しません。『サスティナブル=カッコいい』を実績とともに発信していきます」。
「つくば市」のブランド力
起業はつくば市で、と当初から決めていたという平文さん。「何かを発信するときにはその場所も重要です。つくば市の持つブランド力とSDGsに関する発信は私たちの取り組みと親和性が高かった」。また、TXや常磐道、圏央道の利便性はもちろん、茨城空港や成田空港へのアクセスが良く「都内からの通勤にも地方への出張にもスムーズなことが決め手でした」。
また、広い土地が比較的安価なことも魅力だったと話す。「アクセスが良くゆったりとした環境は採用活動もしやすい。つくばのブランド力は大きな魅力です」。
株式会社ノーバル・ホールディングス
住所 | 茨城県つくば市島名4372番地(諏訪C22街区7画地) |
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電話番号 | 029-893-5470 |
アクセス | つくばエクスプレス万博記念公園駅から徒歩3分 |
ホームページ | https://www.noval.jp/ |