【みらい平】東鉄工業株式会社 東鉄総合研修センター

【みらい平】東鉄工業株式会社 東鉄総合研修センター鉄道工事のリーディングカンパニー
東鉄工業株式会社 東鉄総合研修センター 所長 陣川博朗さん 担当部長 新野雄次さん

かつて「谷原領3万石」と呼ばれた水田地帯が広がるみらい平エリア。つくばエクスプレスで唯一の掘割のみらい平駅は緑色の大屋根が特徴的で、駅周りを中心に豊かな自然との調和を図りながら街づくりが進められています。そんなみらい平エリアに2022年4月に開所した東鉄工業株式会社 東鉄総合研修センター所長の陣川さんと担当部長の新野さんにお話を伺いました。

取材時期:2022年9月


「人」を育てる研修センター

「人」を育てる研修センター

鉄道の保守や改良をはじめとする鉄道関連工事のリーディングカンパニーとして、高い専門的な技術力と高品質な施工実績を誇る東鉄工業。その研修センターは約4万m2の敷地に研修棟、実習棟、実習線、大型保線機械などの実習設備を有す。

研修棟には、同社に入社するすべての新入社員が宿泊研修を行うための宿泊施設も完備。カフェレストランや図書室、ラウンジも併設され、社員同士のコミュニケーションが円滑に図れるよう共有スペースも充実している。


過去の事故を未来に生かす

過去の事故を未来に生かす

施設内の「安全研修室」は、映像やVR(仮想現実)によって過去の事故の教訓から事故防止の決意を新たにするための施設。

実際に発生したショベルカーのバケット置き去りによる事故の実物のバケットの展示や工事用材料が歩行者の頭上から落下した衝撃を再現する「部材落下装置」、過去の重大事故やルール制定の契機になった事故を学べる「過去の事故エリア」などにより、経営理念の「安全はすべてに優先する」を学ぶ。


実習施設で技術力の強化

実習施設で技術力の強化

鉄道関連工事は通常、終電と始発のわずかな時間で修理や修繕を実施するため現場での技術の継承に課題があったが、同施設では線路や踏切、トンネル、ホームなど鉄道にかかわるさまざまな施設で実際に使用されている実物を使った設備を整え、工事で使用する大型保線機械も設置したことで教育体制を整えた。

「弊社の社員はもちろんですが、現場で活躍する協力会社の従業員の方にもこの施設を技術向上に役立てていただいています」。


利便性等から当該エリアに立地

利便性等から当該エリアに立地

保有していた東京都江戸川区の研修施設が社員数の増加により手狭になったほか、技術系研修や人材育成に十分な設備で教育や訓練の強化を図るための施設立地に向けて関東圏で候補地を探していたところ、複数の候補地の中から規模やアクセスの利便性などで現在の場所を選定。

「本社のあるJR総武線・信濃町駅から約70分の立地と、駅から徒歩での移動ができることも大きな決め手になりました。緑豊かで美しい街並みの周辺環境も気に入っています」。

東鉄工業株式会社 東鉄総合研修センター

住所 茨城県つくばみらい市紫峰ヶ丘2-1
電話番号 0297-38-8091
アクセス つくばエクスプレスみらい平駅から徒歩10分
ホームページ https://www.totetsu.co.jp/

  • 【ID】P-162
  • 【更新日】2023年3月14日
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