INTERVIEW
開園から培った経験を活かし、
子どもの全面発達をめざします
昔からある自然環境と整備されていく住宅街が調和し新たな住みやすさを実現している万博記念公園エリア。子育て世代を中心に人気を得ています。
社会福祉法人いなほ会が1981年4月に開園し、2014年には定員を130名まで事業を拡大している島名杉の子保育園。社会福祉法人いなほ会 理事長の高橋孝さんと、保育園 園長の松本奈保子さんにお話を伺いました。
- 社会福祉法人いなほ会 島名杉の子保育園
- 理事長 高橋孝さん 園長 松本奈保子さん
- 取材時期:2023年10月
4つの保育目標で子どもの全面発達を目指します
島名杉の子保育園は、社会福祉法人いなほ会が運営する保育施設です。
子どもを産んでも働き続けたいというお母さん方や地域の方からの声を受け1981年に、島名地区で初の社会福祉法人の保育園を開園しました。
【心身ともに健康な子ども】【自然に親しむ子ども】【自立できるこども】【集団で育ち合えるこども】を保育目標に掲げ、在園する子どもたち、地域の子どもたち、そして大人もみんなが笑いの絶えない毎日を送ることができるように、日々保育を行っています。
異年齢保育にも力を入れており、幼少期から「年下の子たちを育てる」「年上の子たちから育てられる」の中で生活することで、子どもたち自身の社会性や協調性などを日々育んでいます。
つくばエクスプレス開通で
保育現場に新しい風を
つくばエクスプレスが開通するまでは、東京など県外に行く手段が常磐道を使った車での移動や、常磐線を使った電車移動などに限られていたため、保護者の方は保育園の近くや車で送り迎えできる距離で働く方が多かったそうです。
松本園長:
親御さんがつくばエクスプレスを利用して、東京へ通勤する事が出来るので、文化が広く交流できるのがメリットかもしれないですね。茨城の保育環境にはない知識など新しい風が現場にも入ってくるようになりました。また、保育園の周辺道路も整備されたことで、様々な地域から職員さんが出勤できるようになり、職場の人たちにも地域性が増えたと語ってくれました。
昔からある自然を活用した保育
高橋理事長:
市街化区域では、開発が始まって様々な商業施設がどんどん建設されていますが、玄関から見える風景は今と昔は変わらないのどかな風景が広がっています。園では、園の畑で苗植えから収穫まで野菜作りをするなど、昔からある自然を活用しながら保育を行っています。
松本園長:
散歩に出て裏道に入っていくと田んぼがあったり、山にはキノコが多く生えていたりと、子どもたちと散歩コースに様々な名前を付けていました。今は開発が進み、子どもたちの遊べる環境が変わってきているので、万博記念公園駅近くの公園まで散歩をするなど新たな散歩コースを見つけています。
商業施設や住宅街が整備され生活環境が向上していくなか、昔から残る自然も有している万博記念公園エリア。自然を肌で感じられる環境で、子どもたちの自主性を育むことができるのも、この土地の魅力ではないでしょうか。
安心して生活できる未来を目指して
高橋理事長 :
開園から40年以上経つと、周辺の自然環境も変わり、それに伴い生活スタイルも変わってきています。いなほ会として、これからも地域の人たちの理解や応援・協力など、地域共生社会を作っていくことが大きな課題だと思いますが、そこ目指してやっていきたいと思います。
地元の人たちだけでなく、新しく移住される人たちとも『この地域で共に安心して生活できるような地域環境』を目指していきたいと語ってくれました。
社会福祉法人いなほ会 島名杉の子保育園
住所 | 茨城県つくば市下河原崎4-208 |
---|---|
電話番号 | 029-847-6185 |
アクセス | つくばエクスプレス万博記念公園駅から2.5km |
ホームページ | http://shimana-suginoko.com/ |